問1
制吐薬のジフェンヒドラミンは,ヒスタミンH1受容体拮抗薬である.
正解 : ○
制吐薬のドンペリドンは,ドパミンD2受容体作動薬である.
正解 : ✕ドンペリドンは,ドパミンD2受容体拮抗薬である.ドパミンD2受容体作動薬としては,高プロラクチン血症などに用いるブロモクリプチン,カベルゴリンがある.
制吐薬のラモセトロンは,セロトニン5-HT4受容体拮抗薬である.
正解 : ✕ラモセトロンは,セロトニン5-HT3受容体拮抗薬である.セロトニン5-HT4受容体作動薬としては過敏性腸症候群治療薬のモサプリドがある.
ニューロキニンNK1受容体拮抗薬は,乗り物酔いによる嘔吐に用いる.
正解 : ✕ニューロキニンNK1受容体拮抗薬は,抗がん薬による嘔吐に用いる.乗り物酔いによる嘔吐にはヒスタミンH1受容体拮抗薬を用いる.
グラニセトロンは,消化管やCTZのセロトニン5-HT3受容体を遮断し,制吐作用を示す.